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くだもの王国・ふくしま のなぜ。四季折々の美味しいフルーツが満載!

くだもの王国・ふくしま のなぜ。四季折々の美味しいフルーツが満載!

福島県は果物の名産地、くだもの王国です。日本有数の桃の産地でもあるだけでなく、100年の歴史のある「あんぽ柿」、萱場なしや、りんごの紅一など、知る人ぞ知る、名産品が目白押し!

福島県でもとくに果物栽培が盛んなのが県北地域。果物畑や直売所、観光農園(果物狩りができる農園)が立ち並び、「フルーツライン」という愛称が道路につけられるほどです。

そんな、くだもの王国・福島はなぜ生まれたのでしょうか、そして福島自慢の名産品の魅力について、ご紹介できればと思います!

福島県で果物栽培が盛んな理由

くだもの王国・福島の、果物栽培が盛んなのは福島市や伊達市などの県北地域。桃や梨、柿など四季折々の果物を栽培しています。

いったいなぜ、福島県の果物は美味しいのでしょうか?秘密は、自然環境と生産者の方々の弛まぬ努力にありました。

福島県の気候風土

果物は暖かい気候でできる品目と寒冷な気候でできる品目の大きく2つに分類されます。

福島県は東北地方に位置するため、冬は冷え込む一方で、

県北地域は、夏は高温多湿、年間の降水量は少なく、どちらの果物も栽培できる自然環境にあります。サクランボ、モモ、ナシ、ブドウ、リンゴ、カキ と四季折々のくだものが生産されています。

加えて、山がちな地域柄、昼夜の寒暖差が大きくなりやすいことで、果実に栄養がおおく蓄積していくため、とくに濃厚な味わいを楽しんでいただけます。

ふくしまが「くだもの王国」と呼ばれる秘訣の1つは、自然の恵みにありました。

戦後の養蚕業から移行した歴史

もっとも、福島県はもともと果物の大産地だったわけではありません。江戸時代から桃の栽培はなされていましたが、いまよりずっと小規模なもの。

福島県で果樹栽培が盛んになったのは、昭和30年~40年にかけてのことで、第二次世界大戦後でした。

それまでは、県北地域では養蚕業が盛んで、蚕の餌となる桑畑が広がっていたのです。

世界恐慌を発端とする製糸業の衰退、戦時中に製糸工場が軍需工場に転換してしまっていたことで、生糸生産の需要が低下したため、桑畑から果樹への農地の転換が進展。

当時は、桑畑からりんごの果樹園となった園地が多かったそうですが、大玉の「あかつき」を栽培する技術を福島県の園芸試験場が確立できたことをきっかけにして、だんだんと桃の栽培が広がっていきました。

生産者同士で技術を高めあう文化

あかつきの栽培をきっかけに、日本有数の桃の産地になってからも、産地としての取り組みは続きます。

果物の産地として、お客様にご満足いただける高い水準を維持・向上し続けるため、生産者組合や生産者、行政が協力し合いながら、産地ブランドを高めてきました。

JAふくしま未来では、豊富な知識や技術を持つ中核をなす農家に対して、「農の達人」として技術の指南役(作物別営農技術員)をお願いし、生産者への実践的な指導やJA営農指導員の補助指導を担ってもらっています。

果樹の調子に適した剪定方法や、美味しい果実をつくるために欠かせない摘果・摘蕾など、まさに「達人」だからこそ知っているノウハウを、産地として引き継ぐ取り組みを実施しています。

また、光センサーによる非破壊糖度計を搭載した選別機(選果機)を導入し、農家さんが出荷した果実を選別するなど、テクノロジーを活用しながら、市場やお客様へ安全安心の商品をお届けしています。

くだもの王国・ふくしま の名産品

このように、果樹栽培に適した自然環境のもと、生産者や生産者組合などの弛まぬ努力のなかで日本有数の果物の産地としての地位を確立してきました。

では、福島県の誇る、絶品の果物・名産品をご紹介しましょう!

  • 初夏:さくらんぼ
  • 夏:桃
  • 秋:梨、りんご
  • 冬:あんぽ柿

と、四季折々の、歴史ある名産品が揃っているので、順にご案内します。

初夏の味覚、さくらんぼ

くだもの王国・ふくしま のトップバッターは、さくらんぼ。

赤くて可愛らしい見た目に、ツヤ・ハリが抜群で、まるで宝石のようです。

「さくらんぼといえば山形県」のイメージがある方にもご満足いただける、良質なさくらんぼをお届けしています。

福島県のさくらんぼがおいしい理由

福島県のさくらんぼがおいしい育つ理由は、

(1)冬が寒く、果樹がしっかりと休めるので、元気な樹々においしい実がつく 

(2)春以降、昼夜の寒暖差が大きいので、果実に栄養が蓄積していく

(3)雨除けのビニールハウスを貼るなど、丁寧な栽培を通して、見栄えもする果実を育てていること

が挙げられます!

初夏の味覚をワンテンポ早くお届け!

代表的な品種は、さくらんぼの王様、佐藤錦です。

佐藤錦は、大ぶりな品種で食べ応えはあり、それでいて味はしっかりと甘く、初夏にぴったりな上品な味わい。

しかも福島県は、山形県より南に位置することから、暖かく、より早く育ちます。

そのため、6月末から出回り始める山形県さんのさくらんぼに対し、福島県産のさくらんぼは6月中旬から、大粒でとても甘い、初夏の味覚を堪能することができます。

いち早くさくらんぼを食べたい!という方にはおすすめですよ!

暑くて、熱い!夏の味覚、桃

日本有数の生産量を誇る、くだもの王国・ふくしまの桃。福島県が果物の産地としての地位を確立する上でも、桃の生産拡大は重要な意義があったことは前述の通り。

そんな、くだもの王国・ふくしまのルーツともいえる「桃」について、ご紹介します!

福島県の桃がおいしい理由

福島県の中でも、とくに高品質な桃を生産しているのは、桑折町(こおりまち)や 伊達市などの県北地域で、阿武隈川を挟んだ山がちなエリアです。

もともと暖かい地域の作物である桃にとって、盆地特有の昼間の高い気温は心地よく、太陽の日差しをめいいっぱいにうけながら、栄養を果実に届けます。

その一方、夜は東北らしい低い気温となり、桃の樹々は活動を控えます。そうすると、昼の間に蓄えた栄養が、果実にとどまり、甘く、ジューシーな桃へと成熟していくのです。

加えて、他の産地と比較して緯度が高く、春から夏にかけて平均気温がゆっくりと上がる福島では、花が咲いてから収穫するまでの期間が長くなります。そのため、よりじっくりと成熟し、多くの養分が果実に蓄えられるので、他産地と比較しても、おいしい桃に育ちます。

福島県の桃の代表品種

7月から9月にかけて、バラエティに富んだ品種の桃を収穫しているくだもの王国・ふくしま。ここでは、代表的な品種を3つだけご紹介します。

あかつき

福島県の桃として、まず外せないのは、「あかつき」です。福島県を代表する品種で、福島で生産される桃の約半数を占めます。 全体的に桃色に色付き、果肉は白っぽいクリーム色でうっすらと紅が入ります。 肉質は緻密で、食感もしっかりとしていて、日持ちが良いのが特徴です。

あかつきの旬は、7月末~8月下旬。その年の気候にも左右されますが、おおむね8月中旬に最盛期を迎えます。

はつひめ

「はつひめ」は「あかつき」と「はつおとめ」を親にもつ、福島県オリジナルの品種です。

より長く福島県産の桃を楽しんでもらうため、品種改良の末、7月上旬から出回る「はつひめ」が誕生しました。

福島県の桃は硬いのが特徴ですが、「はつひめ」は柔らかい果肉です。肉質は緻密で果汁もたっぷり、甘みも十分なので、きっと満足していただけることでしょう!

ゆうぞら

「ゆうぞら」は「白桃」と「あかつき」を親にもつ品種で、8月中旬~9月上旬に収穫される、桃シーズン後半の品種です。晩生の品種では、川中島白桃も人気ですが、この「ゆうぞら」を推す農家さんも多いのだとか。

肉質が極めて緻密で濃厚。香りも強く、食味も最上級と、充実した桃の品種となっています。

幻の逸品?!伝統の秋の味覚、梨

くだもの王国・ふくしまの秋の味覚は、梨。福島県における梨の栽培の歴史は長く、その始まりは明治時代に遡ります。そんな伝統のあるふくしまの梨について詳しく見ていきましょう!

130年続く伝統の梨ブランド、「萱場梨」と「そうま梨」

明治時代から、130年以上続く梨産地は、JAふくしま未来管内に2つあります。

1つは吾妻山麓の麓、松川と須川の間の扇状地にある福島市の萱場地区の梨。付近で育てられる梨は「萱場梨」と呼ばれ、幻の和梨として高く評価されています。

育てられている品種としては多く、「幸水」「豊水」「二十世紀」など、品種リレーが続きます。

もう1つの産地は、相馬市磯部地区。明治22年頃から栽培が始まり、8月中旬から11月中旬まで、「豊水」「幸水」「あきづき」「新高」「新興」「香」「南水」「新雪」「王秋」などをたくさんの品種の梨を出荷しています。

「そうま梨」と呼ばれ、品質の高さに定評のある日本梨を育てています。

福島県の梨がおいしい理由

萱場梨とそうま梨、おいしい理由はそれぞれ異なります。

萱場梨のおいしさの秘訣は、気候のよさと、扇状地ならではの水捌けのいい土壌。

山麓の麓にある萱場地区は、①高温多湿な気候 ②昼夜の寒暖差の大きな気候 で、

ジューシー、かつ甘い梨が育ちます。

一方、そうま梨のおいしさの秘訣は、その土壌にあります。

海に近いそうま梨の果樹園は、潮風が運ぶ海のミネラルが土壌に多く含まれること、また特有の粘土質の土壌がナシの樹に適度なストレスを与え、シャキシャキ感のなかに甘さを感じられる梨を育みます。

樹上完熟!秋から冬にかけての味覚、りんご

そして、10月以降に楽しむことができるのが、福島県のりんご。

青森県や長野県がりんご生産量の多い県ですが、福島県、とくに吾妻山の麓で生産されるりんごは、その品質の高さと市場流通が少なさから、「幻のりんご」と呼ぶ声もあります。

なぜ、福島のりんごの評価が高いのでしょうか?その理由をご紹介します!

樹上完熟!太陽の恵みをたっぷり蓄えた蜜入りりんご

他の果物と同様、寒暖差の大きな風土が美味しいりんごを育みます。

加えて、福島県が他のりんご産地と比べて気温が高いことが、おいしさの秘訣です。

りんごは気温の低い地域(寒冷地) で育つ果物ですが、寒冷地の中では比較的暖かい福島市は、花の開花の時期が早く、また降雪が遅いため収穫をギリギリまで待つことができることから、長期間、木に成った状態で栽培を続けることが可能です。そのため、太陽の恵みを存分に蓄え、樹上完熟の、甘く濃厚なりんごに育つのです。

福島県のりんごの大多数を占めるのが、世界一のりんごの品種、「ふじ」。

ふじは「蜜」が入りやすいのが特徴です。ぜひ、福島県産の蜜入りりんごをご堪能ください!

オリジナルブランド、「紅一」も

JAふくしま未来管内では、りんごの新ブランド「紅一(べにいち)」の栽培に力を入れています。ふじについて、葉摘みをしない方法で育てた新ブランドです。

通常のふじと比べて、色付きが良く、糖度も高く、蜜入りも良好で、贈答用にぴったりです。

一方、高単価で販売できること、葉摘みという農作業を軽減できることから、生産者にとってもJAにとっても嬉しい品種です。

一般的に葉を摘まずに育てると、蜜入りよく、糖度も高いりんごになる一方で、日当たりが悪くなるため色づきに課題が残ることが多いのですが、管理方法を工夫+指導会による普及に努めることで「紅一」を実現しました。

お歳暮にも!愛され続けて100周年、冬の味覚、あんぽ柿

くだもの王国ふくしまのアンカーは、柿。福島県を代表する冬の味覚「あんぽ柿」は、ゼリー状の果肉がやわらかな口当たりで、濃厚な甘さが口いっぱいに広がり、贅沢な気分を堪能できます。

2022年度には、共同生産・販売の開始から 100年の区切りを迎え、「伊達のあんぽ100周年」として「あんぽ柿の日」(12/13,1/13,2/13)が制定されました。

江戸時代の宝暦(1751~1763年)に、上五十沢峯集落の七右衛門という人物が植えた「七右衛門柿」。その柿の皮を剥き、天日で乾燥させたものを天干柿と名付けて楽しまれていたそうです。これが転じて“あんぽ柿”と呼ばれるようになったそうです。

福島県北部の伊達地方が代表産地で、県全体の出荷量のほぼすべてを担っています。

あんぽ柿と干し柿との違い

あんぽ柿と干し柿の違いとしては、その製造時間と水分含量です。

一般的には、あんぽ柿と干し柿との違いは、「硫黄燻蒸」の製造プロセスの有無だとされています。「硫黄燻蒸」とは、柿の皮を剥いて天日干しする前に硫黄で燻すことでカビにくくする技術のこと。

あんぽ柿の生産には欠かせない工程ですが、例えば山梨県甲州市松里地区の枯露柿も、天日干しの前に硫黄で燻す工程を挟むので相違点とはいえないでしょう。

一番の違いは、やはり、水分含有量の違いです。

あんぽ柿の水分含量は、原料となる柿の 35~40%(産地によっては50%程度の地域も)。300gの柿が80gほどの重さに変わります。一方、枯露柿をはじめとした市田柿は20~30%程度で、羊羹のような固さとなります。

100年続く、「伊達のあんぽ柿」がおいしい理由

五十沢(いさざわ)地区の「伊達のあんぽ柿」のおいしさの秘訣は、山々に囲まれた福島盆地の地形にあります。

五十沢地区は南向きの斜面が多く、日当たりがいいことから原料となる柿がまず美味しく育ちます。そして、昼と夜の寒暖差が大きい盆地特有の気候、阿武隈川で発生した朝霧が適度な湿度をたもつことから、他県の産地より半月以上長く乾燥、熟成させることでより深みのある甘みを引きだすことができるのです。

まとめ

以上、くだもの王国ふくしまが誇る、名産品についてご紹介しました。

自然環境を活かしながら、甘くジューシーなフルーツを育てています。

品質は申し分なく、お土産や贈り物に喜ばれること間違いなしです。福島県でしか味わえない限定品もお見逃しなく!新鮮な福島県産の果物を、この機会にぜひ、産地直送のオンラインショップでお楽しみください。