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「献上桃の郷」に「蜜桃」、福島のブランド桃を召し上がれ!その特徴や旬の時期

「献上桃の郷」に「蜜桃」、福島のブランド桃を召し上がれ!その特徴や旬の時期

福島県の桃は、その絶品の味わいと品質の高さで全国的に有名です。多くの桃を生産・販売していますが、その中でも選りすぐりの桃、「献上桃の郷」や「蜜桃」といったブランドは贈り物としても喜ばれること間違いなし。「献上桃の郷」は、その名の通り皇室・宮家に献上品に選ばれる桑折町(こおりまち)オリジナルのブランド。そして、蜜桃は、伊達市・桑折町・国見町の伊達エリアで生産された桃の中で、とくに甘さが際立つ桃を選んだブランド。通常、糖度12度でも一級品とされるところ、糖度15度と、まるで蜜を味わっているかのような贅沢な味わいが楽しめます。

この記事では、福島県の桃の魅力をたっぷりとご紹介します。ぜひ、その美味しさの秘密を知って、食べたい!送っても大丈夫だ!と思っていただければと思います!

くだもの王国・福島の誇り、桃

福島県は、果物の生産が盛ん。初夏のさくらんぼに始まり、夏は桃、秋は梨やりんご、そして冬には100年の歴史のある「あんぽ柿」と、四季折々の味覚をお届けしています。

安全でおいしいフルーツをお届けするために、生産者が栽培技術の向上やおいしい品種の育成に取り組むだけに止まらず、
1) 病害虫対策や気候変動対策

2) GAP認証取得促進など、適切な生産工程管理の普及活動

3) 後継者不足や担い手不足の問題に対し、意欲ある担い手の確保や就農希望の移住促進

といった守りの活動を行政やJAが支援して、”持続的発展” を目指しています。

そんな「くだもの王国・福島」の名産品といえば、桃。

日本有数の生産地として有名で、山梨県と日本一をかけてしのぎを削っています。


福島県の桃の旬

福島県の桃シーズンは、7月上旬、福島のオリジナル品種「はつひめ」から始まります。

そして 7月中旬以降の「あかつき」の出荷で最盛期を迎え、お盆の 9月初旬までお楽しみいただけます。

もともと8月上旬~下旬が福島県の桃の旬でしたが、長い期間、お客様に桃をお届けしようと新品種の育成・栽培に力を入れてきました。

一方で、近年の温暖化傾向により桃の生育が早まっていることから、主力品種「あかつき」については、やや出回る時期が前倒しになっている状況です。

福島県が桃の一大産地となったワケ

では、福島県はなぜ日本有数の桃の産地となるにいたったのでしょうか?

「歴史」「風土」「技術」の3つの観点から、その秘密に迫ります!

歴史

もともとは生糸の生産をしていた地域

江戸時代後期から桃の生産販売がなされていたという記録がありますが、現在のような桃の栽培が始まったのは明治24年(1891年)頃から。

伊達市(旧伏黒村、箱崎村、高子村)や桑折町に、欧米や中国から桃の品種が輸入・導入されたことがきっかけといわれています。

とはいえ、戦前までは生糸の生産をしていたのがこの地域。蚕を育てるために必要な桑畑が広がっていました。

潮目が変わったのが 昭和30年~40年。生糸生産の需要が低下し、全国的に桑畑から果樹園への転換が本格的に進みました。

福島県では、当初、りんごが生産されていましたが、①台風の影響を受けるリスクがあり生産が難しかったこと ②青森県産や岩手県産りんごの存在、そして③「あかつき」の大玉栽培の技術が確立したことで、昭和40年の後半以降、桃産地としての大きく飛躍していきました。

「あかつき」とともに桃の大産地へ

明治時代に桃の栽培がなされていた頃は、主に缶詰用の栽培が多かったのですが、保存技術や流通技術の向上にともなって、生食の生産が主流となっていきました。

「あかつき」は「白桃」と「白鳳」を掛け合わせ、1952年に生まれた品種。味も良く、日持ちもする魅力があるかたわら、小玉傾向で他県では見捨てられた品種でしたが、福島県の園芸試験場ならびに生産者は精力的に栽培技術の確立に取り組み、ついに大玉のあかつきの生産を実現しました。

袋をかけない栽培が実現する全体的に桃色に色付いた果皮は見栄えも良く、肉質は緻密で食感もしっかりとしていて、日持ちが良いと、福島産の「あかつき」は、市場で高い評価を獲得。「あかつき」の人気の高まりとともに、福島は桃の大産地へと成長を遂げたのです。

なお、「あかつき」という名前は、福島市のシンボル信夫山に鎮座する羽黒神社のお祭りの「信夫三山暁まいり」にちなんで名付けられました。

風土

福島の桃がおいしく育つのは、その風土が桃の栽培に適しているためです。

もともと桃は、暖かい気候を好む果物で、戦前は西日本を中心に栽培されていました。

福島県の桃の主要産地である福島市や伊達市は盆地にあり、夏は暑く強い日差しが降り注ぐので桃の生育にぴったりなのです。

加えて夜は冷え込み、昼夜の寒暖差が桃を甘く、美味しく成熟させるのです。

昼は猛暑のため、光合成が活発になり、より桃の果実が栄養をたくわえることができます。

そして夜は寒いため、果樹の活動は大人しくなり、昼に蓄えた栄養を使うことなく、蓄積するのです。

技術

加えて、日本有数の桃産地として、おいしい桃をつくりつづけるための技術の向上・導入にも積極的であることが挙げられます。

生産者が、一致団結!協力して栽培状況をチェック!

JAふくしま未来のモモ生産部会は桃の園地の見廻り会を定期的に実施しています。

指導係の生産者さんの果樹を基準として、各園地の樹勢(果樹の健康状態)や、摘果(未成熟の実を摘み取る作業)状況、さらには病害虫の発生について確認し、問題がないかを確認しています。

桑折営農センターの菅野亮一営農指導係によると「コロナ禍で生産者同士が集まる機会が減り、加えて凍霜害により生産意欲が低下している。それぞれの想いを共有できる場がなかったため、見廻り会を機に意見を出し合い生産意欲を高め、モモシーズン最後まで良い販売をしていきたい」と語ります。

光透過センサーの選果機

桃の栽培技術を守り、高める取り組みに加え、お客様のところへ安定した品質の桃をお届けするため、最新の技術を導入し、ブランド力向上にも努めています。

福島県桑折町にある、桑折共選場(共選場とは、生産者さんが市場へ出荷するために桃を持ち寄る場所のこと)には、透過式光センサーを備えた、最新鋭の桃を選別する機械を導入し、糖度、大きさ、着色、傷の有無をみて選別しています。

市場への出荷にあたって基準を満たすか否かを確認することにとどまらず、とくに品質の高い、厳選された桃はブランド桃として販売しています。

福島県が誇るブランド桃

生産者や県、生産者組合の努力のなかで、歴史をつくった福島の桃。光透過センサーで厳選された最高品質の桃ブランドを2つ、ご紹介します!

1つは、皇室宮家への献上桃の産地として選ばれ続ける桑折町の「献上桃の郷」。

そして、非常に高い糖度の桃を厳選した、伊達エリアの「蜜桃」です。


桑折町(こおりまち)の「献上桃の郷」

桑折町は、福島県の北部に位置し、半田山の麓にあります。町内を流れる阿武隈川沿いには広大な桃畑があり、春になると桃の花が一斉に咲き、辺り一面がピンク色に染まると、まさに「桃源郷」があらわれます。

この桑折町で育てられ、厳選されたブランド桃が「献上桃の郷」です。

平成6年から続く、桑折町産・桃の、皇室宮家献上

福島県では毎年、皇室や宮家へ桃を献上しています。1994年以降、県の指定を受け、桑折町の桃が献上桃として選ばれ続けています。
春先に凍霜害の被害に遭う中でも、生産者は弛まぬ努力を続け、良質な桃を生産し続けるからこそ。

毎年、7月~8月には県知事や桑折町長、JAの組合長、生産者の代表など、関係者が集まり選別する「献上式」にて、選別。

JAふくしま未来の桑折共選場の透過式光センサー選別機で選別された、糖度・大きさ・着色のすべてが最高品質の桃(あかつき)のなかから、さらに厳選した桃を献上しています。

「献上桃の郷」の特徴

「献上桃」と同じ品質の桃を味わえるのが、「献上桃の郷」です。太陽をたっぷりと浴びて育った桃は糖度が高く、果肉が厚いのが特長。噛むほどにあふれ出す果汁がジューシーな味わいをもたらします。甘みと酸味の絶妙なバランスで、芳醇な香りが食欲をそそります。

品種としては、献上桃と同じ「あかつき」に加え、まどか、川中島白桃など季節によって異なりますが、「糖度12度以上の美しい桃」であることは変わりません。

伊達の蜜桃「匠の想い」

阿武隈川を挟んで郡町の反対側に位置する伊達市も、桃の産地として有名です。

盆地地形を活かし、おおきな寒暖差と匠な生産者の技術がおいしいももを育みます。

伊達エリアが誇る桃ブランドが「蜜桃」(みつもも)。糖度によってランクがあり、最高ランクの桃を「匠の想い」としてご用意しています。

わずか0.1%の極上桃!糖度15度以上を保証

伊達の蜜桃の特徴は、“甘さへの追及・味にこだわるがゆえ期間限定”。

糖度センサーつきの選別機で、糖度が15度以上の桃を厳選しており、とろけるような甘さです。

一般的な「最高品質の桃 (ミス・ピーチ) 」の糖度は約12度程度なので、特別な桃であることがわかります。

果実は中玉で肉質がきめ細やか、外観もきれい、と申し分ない逸品です。

生産される桃のうち、僅か 0.1% しか認められず、短期間の間でしか出荷されないというその希少性は、まさに"幻の桃"。

「伊達の蜜桃」の中でさらに形状の良いものを「伊達の蜜桃 匠の想い」として販売。

また、蜜桃には及ばないまでも、糖度13度以上と、特秀品を上回る桃を「蜜姫」として姉妹ブランドとして販売しています。

オリジナルジュースは海外でも大人気!

ブランド評価向上のため、6次産業化にも取り組んでいます。

福島の主力品種である「あかつき」だけを使用した、天然生絞りのストレートジュースが「伊達の蜜桃」です。

砂糖・香料は不使用!果汁100%なので、桃の味と香り、選りすぐりの品質をお楽しみいただけます。

海外でも非常に人気で、オランダのライデン市で開催されたジャパン・マーケットに訪れた地元住民に味わっていただきました。提供したものはすべて完売で「伊達の蜜桃」が大人気でした。

福島県の桃、どうやって手に入れる?

これまで、福島県の桃の歴史や、おいしさの秘訣、ブランド桃についてご紹介してきました。福島県のおいしい桃はどこで手に入れるのがいいでしょうか?
とくにブランド桃は希少性が高く、なかなかスーパーの店頭では手に入らない代物です。

JAふくしま未来の直売所で

まず、JAふくしま未来の直売所を訪れて購入するという方法が考えられます。
直売所に並ぶ商品は、地元の農家さんが朝一番に運び込むもので、毎日新鮮です。
また、地元の農家さんが持ち込む商品以外にも、贈答用の共選品を扱うこともよくあります。じっさいに自分の目でみて選ぶ楽しさもありますよね!

ここら 矢野目店 ※ここら全店にて購入可
住所:福島市北矢野目字原田東1-1(電話:024-552-5881)

みらい百彩館「んめ~べ」
住所:伊達市雪車町19(電話:024-551-2223)

こらんしょ市 二本松店 ※本宮店でも購入可
住所:二本松市杉田駄子内6-1(電話:0243-62-4218)

旬のひろば ※相馬市ふれあい旬のひろばでも購入可
住所:南相馬市原町区錦町1-13(電話:0244-22-2860)

直売所一覧:https://www.ja-f-mirai.or.jp/life/?shop_2

産地直送!公式オンラインショップで

そして、JAふくしま未来が運営する公式オンラインショップでも最高品質の桃 (特秀品) やブランド桃を扱います。メールマガジンで入荷情報をお伝えしますので、ぜひ会員登録をお願いします!
福島県が誇る、プレミアムな桃をぜひ味わってください!