「はつひめ」という桃の品種をご存じですか?もし知っているという方は、桃に詳しい方かもしれません!「はつひめ」は福島県オリジナルの品種で、生産者にとって暑くて、熱い、桃シーズンのトップバッターを飾ります。そんな「はつひめ」の特徴や歴史、出回る時期やおすすめの食べ方などをご紹介するので、「はつひめを買ってみようかな?どうしようかな?」とお悩みの方、「実際に食べて美味しかった!詳しく知りたい!」という方はぜひご覧になっていってください!
はつひめの特徴
「はつひめ」は、福島県の代表品種「あかつき」と、極早生品種の「はつおとめ」を掛け合わせて作られた福島県オリジナルの品種です。出荷が始まるのは7月上旬からと早く、「早生」品種に分類されます。
食味の特徴や、歴史についてご紹介します。また、お取り寄せサイトでは「はつひめ」として販売していることがまだまだ少ないので、いつ頃に購入すればありつけるのかについてもご案内いたします。
生産量 日本一!福島の桃のトップバッター、「はつひめ」
はつひめは 果重が 230g ~ 280g とやや小ぶりで、形はやや平たい長円形をしています。桃は収穫されるシーズンごとに、極早生(ごくわせ)・早生(わせ)・中生(なかて)・晩生(おくて) の4種類に大きく分けられますが、7月上旬から収穫される「はつひめ」は「早生」品種に分類されます。
福島県の桃のトップバッターとも呼ばれ、いち早く美味しい桃を楽しみたいという方に親しまれている桃の品種です。
はつひめの味・果肉の特徴
福島県の代表品種で、甘さと酸味のバランスがよく、果汁たっぷりで大ぶりな「あかつき」と、収穫時期が非常に早い「はつおとめ」とを掛け合わせて生まれた「はつひめ」は、糖度14度前後と甘みが強く、また果汁がたっぷりでジューシーな果肉を味わえます。
一方、果肉が硬めの「あかつき」と異なり、果肉は滑らかで柔らかいのが、大きな特徴です。
見た目も鮮やかな紅色なので贈答用にも喜ばれるでしょう!
はつひめが出回る時期
「はつひめ」が出回る時期は、6月末~7月上旬です。
「あかつき」が出回る時期が 7月下旬~8月上旬なので、約1ヶ月ほど早く、楽しめる品種です。
はつひめの歴史
「はつひめ」は、1999年に「あかつき」(♀)に「はつおとめ」(♂)を交配した交雑実生から選抜され、2008年2月18日付けで品種登録されました。
旬の時期をずらすことで早生モモの有利販売(=高い価格で販売すること) を実現し、中生の品種に偏った福島県における桃の品種構成を改善することを目的としてつくられました。完全に福島県オリジナル品種です。
はつひめの価格相場
「はつひめ」は小さめの桃なので、2kg 1箱あたり、7~9個ほど入っています。
贈答用として安心な「特秀品」の費用としては、送料込みで 6,000円ほど。
1玉あたり700円 ~ 900円での販売が多いようです。
柔らかい桃、はつひめを美味しく楽しむには?
果肉が柔らかい「はつひめ」は、硬い桃と比べて、日持ちしづらい品種です。
美味しく楽しむポイントとしては、
- ただしい保存方法を実践する
- 食べ頃のサインを見逃さない
- もしものときは大量レシピを活用
の3点です。それぞれご紹介します。
常温保存で 2~3日以内に食べる
完熟した柔らかい桃は、常温で2~3日程度が賞味期限です。常温保存する際は、桃を1つずつ新聞紙などに包み、風通しの良い場所で保管します。
桃は乾燥と冷気に弱いため、エアコンの冷風が直撃する場所は避けましょう。また桃の旬は夏の暑い時期なので、直射日光や多湿にも十分注意してくださいね。
仮に、桃を冷蔵保存する場合、野菜室にいれましょう。桃を1つずつラップで包み、更にポリ袋に入れておくと乾燥し辛くみずみずしさを保てますよ。
このやり方では1週間程日持ちさせることができますが、それでも冷蔵保存した桃は味が落ちやすいため、早めに食べきるようにしましょう。
柔らかい桃の食べ頃サインを見逃さない
よく熟して食べ頃を迎えた桃は柔らかく、糖度がしっかりと乗っていて甘さもバツグン。そんな桃の食べ頃サインを見分けるには、以下の点に注目しましょう!
- 色味が濃くて鮮やか
- 甘い香りを強く感じる
- ヘタ側の果肉が柔らかい
桃はお尻側から順に熟していき、最後にヘタ側の果肉が熟して完熟となります。そのためヘタ側を触ってみて柔らかければ、よく熟していることがわかります。
ぜひ、試してみてください!
柔らかく熟した桃はあまり日持ちしません。食べ頃サインを見逃すと、すぐに傷みはじめてしまいます。
食べ頃を過ぎた桃は茶色っぽく変色していき、香りも弱くなっていきますので要注意です。
もしもの時は、大量消費レシピを活用!
桃が食べ頃を過ぎてしまったり、お中元などで大量に頂いた際はアレンジレシピを活用して大量消費しましょう!
桃は生で食べるのが最もおすすめですが、調理しても美味しく食べられますよ。せっかくの桃を無駄にしないためにも、ぜひ積極的にチャレンジしてみてくださいね◎
長期保存に!桃の瓶詰め
砂糖と一緒に煮た桃の実を、瓶詰めにして保存するアレンジレシピ。長期保存も可能で、冬の時期でも桃を楽しむことができますよ。
ポイントは、煮た桃を瓶に詰めた後に圧力鍋で加熱すること。こうすることでじっくりと熱が加わり、桃の実全体に火が通ります。よく冷やしてそのまま食べても良し、お菓子作りの材料に使っても良し。色々活用できて便利ですよ◎
さっぱり美味しい!桃ゼリー
子どもが大喜びする夏のデザート、桃ゼリー。手軽に買える材料だけで、簡単に作れるのが嬉しいポイントです。
レモン汁を加えて煮ると、桃の色がキレイに出て甘みも引き立ちますよ◎ゼリー自体はそこまで日持ちしないので、翌日には食べきるようにしましょう。来客がある際などに作っておくと大量消費もできて、喜ばれること間違いなしです!
こんな人に、はつひめがおすすめ!
ここまで紹介したはつひめの特徴をふまえ、はつひめはどんな人におすすめの桃なのかまとめました。少しでも興味がわいた人はぜひチェックしてくださいね。
- 硬めで歯ごたえのある桃が苦手な人
- 桃が大好きで、いち早く桃を召し上がりになりたい方
- 7月上旬にお誕生日を迎える知人・ご家族へのプレゼントを考えている方
まとめ
「はつひめ」は福島県オリジナルの桃の品種で、早生品種として7月上旬から出荷されます。小ぶりで果汁がたっぷりでジューシーな果肉が特徴でした。硬めの桃が苦手な人や早く桃を味わいたい方、7月上旬のお誕生日プレゼントを考えている方におすすめです。
これを機会に、是非JAふくしま未来の公式オンラインショップで美味しい「はつひめ」をお買い求めいただき、初夏の味覚をお楽しみください!