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【生産者インタビュー企画 vol.1】100年の歴史をもつ伊達のあんぽ柿の魅力は?!

【生産者インタビュー企画 vol.1】100年の歴史をもつ伊達のあんぽ柿の魅力は?!

あんぽ柿は100年の伝統をもつ名産品

あんぽ柿は、福島県伊達市五十沢地区の名産品。
福島県独特の風土、昼夜の激しい寒暖差が柿の甘みを凝縮させ、美しいあめ色に仕上げます。
栄養価も高く、あんぽ柿にはビタミンA1の量が、生柿に比べて3倍以上多く含まれていて、美容・健康効果が抜群です。 そのほか、かっけ予防のビタミンB2や二日酔い防止に効くビタミンB6も含まれています。

地域ならではの自然的、人文的、社会的な要因の中で育まれてきた品質、社会的評価等の特性を有する産品の名称を、地域の知的財産として保護する「地理的表示保護認証(通称:GI認証)」にも登録されています。

そんな、伝統品のあんぽ柿ですが、2022年度で100周年を迎えました。

あんぽ柿発祥の地福島県伊達市梁川町五十沢で大正11年(1922年)に硫黄燻蒸技術が確立され、翌12年(1923年)あんぽ柿出荷組合が設立。

2022年12月6日には、「あんぽ柿100周年記念式典」を開き、節目の年を祝いました。

今回は、あんぽ柿の生産者である、佐藤孝一部会長にあんぽ柿の魅力について伺いました。

生産者に訊く(1) あんぽ柿の魅力とは?

あんぽ柿生産農家で、伊達地区あんぽ柿生産部会の部会長を務める佐藤さん。
伊達市霊山町にて農業を営み五代目となる生産者さん。ちなみに、良質な土壌を持つ霊山町では古くから柿の栽培が行われ、中には樹齢100年を超すものもあるそうです。
120本の柿を栽培し、安全・安心でおいしい、あんぽ柿作りをおこなっています。
通常の年であれば、6tもの柿をあんぽ柿に加工して、消費者に届けています。

あんぽ柿の特徴を教えてください!

あんぽ柿の原料となる蜂屋柿は大粒の柿です。
皮剥き、硫黄くん蒸、乾燥の工程を通して加工すると、トロッと甘くておいしいあんぽ柿になります。

あんぽ柿づくりにおける工夫を教えてください

自分の手で原料柿の栽培から、加工まですべてを行っています。
その分、手間はかかるのですが、おいしいあんぽ柿を作ることを一番に考えた結果です。
とくに、原料柿の熟度にこだわっており、追熟(ついじゅく)といって、収穫してすぐに加工するのではなく、一定期間熟成させてから加工しています。

あんぽ柿の魅力はなんでしょうか?

霊山の豊かな風土が育んだ伝統の味で、ジューシーかつ舌触りのいいあんぽ柿は多くの方に好まれると思います。
また、生産者視点で言うと、冬の収入源になるのは農家にとって大きな魅力です。
いまの規模を維持しつつ、すこしでも長く農業を続け、伝統あるあんぽ柿生産を続けていきたいと思います。