初夏に色づく赤い果実、さくらんぼ。みなさんは普段どのようにして食べていますか?スーパーで購入したさくらんぼと贈り物で届いたさくらんぼの保存法の違いやさくらんぼの洗い方、美味しいさくらんぼの見分け方や加工レシピなど、さくらんぼを美味しく食べるためのあれこれをたっぷり紹介します。
さくらんぼの美味しい食べ方は?
さくらんぼはどのようにして食べるのがおすすめなのでしょうか?採れたて・購入したもの・届いたものなど、シーン別でみてみましょう。
採れたては数時間以内に食べきる
さくらんぼに限らずさまざまな果物に言えますがやはり、採れたてが1番美味しく食べられます。さくらんぼの場合、朝5~6時くらいに朝採りし、気温10度くらいの場所で常温保存します。その際、ザルなど通気性の良い入れ物にさくらんぼを入れ、その上に濡れタオルをかけて、さくらんぼの乾燥を防ぎます。そしてその日のお昼頃までに食べ切ってしまうのが、一番です。しかし、この食べ方は農家の方やさくらんぼ狩りをした日しか味わえないので普段の生活では少し難しいですよね。
スーパーで買ったさくらんぼはさっと冷やして
スーパーなどで購入したりしたさくらんぼは、すぐに食べる分だけ冷水にさっと通すだけでひんやりと冷たくなり、美味しくいただけます。もっと冷やして食べたい人はその後に冷蔵庫で30分ほど冷やしてから食べると良いでしょう。ただし、あまり冷やし過ぎてしまうと食味が劣ってしまうので、注意が必要です。
お取り寄せで届いたさくらんぼは常温で置く
知人・友人からさくらんぼが贈られてきたり、自身でお取り寄せした商品が届いた際は、配送中に時間が経っているからと冷蔵庫に入れがちですが、じつはNGです。
さくらんぼは温度差に弱いのでスーパーで購入してきた時と同様、食べる直前に冷やす程度にしましょう。クール便で贈られてきた時は温度差を防ぐためにそのまま冷蔵で保存し、早めに食べ切るようにしてくださいね。
さくらんぼを美味しく味わう上での洗い方は?
さくらんぼはデリケートな果物なので、ゴシゴシ洗ってしまうと皮や実が崩れてしまいます。なので、水で優しく洗ってあげるのがポイントです。ざるにさくらんぼを入れて、水を張ったボウルにそのまま入れて揺らすだけ!これだけでいいんです。あまり水につけ過ぎてしまうと旨味が逃げてしまうので、サッと洗うだけで十分です。
2024年さくらんぼ人気ランキング
※2024年4~6月のデータ美味しいさくらんぼを選ぶには?考えるべきポイント
次に美味しいさくらんぼの選び方を見てみましょう。いくつかのポイントをおさえるだけで、簡単に美味しいさくらんぼを召し上がっていただけるのでぜひ試してみてください。
ポイント1:おいしい旬を抑えよう!
さくらんぼは他の果物と同様、たくさんの品種が存在し、それぞれ楽しめる旬の時期が異なります。なので、見た目の特徴の前に、まずはお目当ての品種を絞り、その品種の旬を調べてみましょう。それぞれの品種が1番美味しく食べられる時期を狙って購入するのがおすすめです。
ポイント2:大粒でハリ・ツヤがある
ここからは見た目の特徴。新鮮で美味しいさくらんぼは果皮にハリがあり、ツヤツヤとしています。そして粒は大粒のものを選びましょう。果皮にシワができていたり、粒がとても小さいものは鮮度が落ちている、または未熟な証拠なので避けましょう。
ポイント3:軸が緑色で太い
さくらんぼの軸がしっかりとしていて、綺麗な緑色のものを選びましょう。軸の部分が茶色や黒に変色していたり、ふにゃふにゃしていたりする場合は鮮度が落ちている、または傷んでいる可能性があるので避けましょう。
行儀よくさくらんぼの種を取り除いて食べる方法は?
種無し品種もあるものの、さくらんぼにはまだ種がある品種が一般的です。
人前でさくらんぼが出たとき、種はどのように食べるのがマナーなのでしょうか?
これといった決まりがあるわけではありませんが、前提として、食べるときのマナーというのは、「人に不快を与えない」というのが最大の目的です。
したがって、種を出す時は口元は隠してナプキンなどに出すのがよいでしょう。また、外した軸も一緒にナプキンに包んで隠しましょう。
他に、割り箸やストローを使ってタネを取り除いた上で食べる方法もありますが、果汁が飛び出したり、見栄えが悪くなってしまう可能性があるので、注意が必要です。
さくらんぼの保存方法
さくらんぼは温度や湿度の変化に弱いので、基本的に常温保存がベストです。
ただしクール便で届いたさくらんぼは冷蔵保存、あるいは予め長期保存が前提となるときは冷凍保存も有力な選択肢となります。
どの保存方法においても、さくらんぼは優しく扱い、ペーパーに包んで乾燥を防いで密閉容器で保存します。保存期間は常温・冷蔵で2〜3日、冷凍で1ヶ月ほどです。
食べきれないときはジャムやコンポートに!
それでも食べきれない時や、手元にたくさんあって大量消費したい時にはジャムやコンポートなどに加工すると、日持ちがぐんと伸びるのでおすすめです。冷凍保存したさくらんぼもジャムやコンポートに加工することができるので、さくらんぼの消費に困ったときは、火を通す加工レシピを試してみましょう!
まとめ
さくらんぼはとてもデリケートな果物なので、保存方法は慎重に。温度や湿度の変化を避けて優しく扱いましょう。そして日持ちしない果物なので、なるべく早めに食べ切ることを意識しましょう。大量消費の活用レシピ以外にも、サラダやパスタと合わせても美味しくいただけるのでおすすめです。今回紹介したいろんな角度から見た”美味しいさくらんぼ”の食べ方をぜひ実践してみてくださいね!