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温室ハウスさくらんぼとは?露地栽培との違いや育て方を解説

温室ハウスさくらんぼとは?露地栽培との違いや育て方を解説

旬の時期より一足早くさくらんぼが食べられる温室ハウスさくらんぼ。母の日ギフトで選ばれることも少なくありません。赤く宝石のように輝く高級さくらんぼはプレゼントにうってつけ!!

じつは他の果物と異なり、「温室」「加温」など、(ビニール)ハウスに一言つけられることが多いのがさくらんぼの特徴です。その違いはなぜ生まれているのか、温室ハウス栽培と露地栽培のさくらんぼの違いをご紹介したいと思います!

さくらんぼには「ハウス栽培」が複数ある?

ビニールハウスを使用したさくらんぼは、4月中旬~下旬から出荷され、5月の母の日ギフトに選ばれることも!

「ハウス栽培のさくらんぼ」とよく呼ばれますが、「温室ハウス」「加温ハウス」といったフレーズで売り出されることもしばしば。

みかんやぶどうなど、他の品目は、単に「ハウス」がつくだけですが、ちょっとした違いが気になりますよね。

これはなぜかというと、さくらんぼ栽培においては、「ハウス」栽培が2種類あるからなのです。

1つめは加温ハウス栽培。暖房機を稼働させて温度調整をしたビニールで仕切ります。こうすることで、果樹の成長を促進し(促成栽培)、露地栽培より早い時期に収穫することが可能になります。

もう1つのハウス栽培は、「無加温(雨除け)ハウス栽培」と呼ばれるもの。

暖房機器を使用せず、ビニールによる仕切りを用意するだけ。

さくらんぼは、甘酸っぱい味やジューシーさだけでなく、紅く鮮やかな見栄えも魅力の1つ。

ただ、デリケートな果肉のため、雨風にさらされると傷んでしまうことも少なくありません。

とくに 露地栽培の最盛期は 6月頃から始まりますが、梅雨の時期と被ってしまい、雨が当たって果肉が割れてしまう危険がたかまります。

そこで、ビニールによる仕切りだけを設け、おいしく、形の整ったさくらんぼを守る栽培方法がとられるようになりました。


温室ハウスさくらんぼの特徴は?

ここでは、温室ハウスさくらんぼに絞って、商品の特徴をご紹介します!

露地栽培のさくらんぼとどのような違いがあるのでしょうか?一般的に、ハウス栽培のさくらんぼは高価になるものですが、その値段の違いは妥当でしょうか?

さくらんぼの温室ハウス栽培の仕組み

さくらんぼのハウス栽培では、「休眠」の原理を利用して、通常より早い時期の収穫を実現します。

さくらんぼは、低い気温にさらされると栄養を蓄える休眠期間に入り、「春」を感じると目を覚まし、果実をつけるという1年を過ごします。

福島県や山形県など、冬の寒さが厳しい地域では、秋頃から休眠の条件を満たす気温に。

そして、雪が積もる頃に、温室にビニールをかけて人工的に「春」をつくり、休眠から目覚めるよう促します。春がやってきたと錯覚したさくらんぼは通常より早い段階で実をつけるのです。

大きな違いは収穫時期

このように、温室ハウスと露地栽培のさくらんぼの大きな違いは収穫時期です。

品種によって細かい違いはありますが、ハウス栽培のさくらんぼは4月中旬~5月下旬頃、露地栽培のさくらんぼは6月中旬~7月下旬頃に収穫時期の最盛期を迎えます。

約2ヶ月ほど、収穫時期が早いのが、温室ハウス栽培のさくらんぼの特徴です。

温室ハウス栽培の難しさ

人工的な工夫を巡らせ、さくらんぼを錯覚させるためには、非常に高度な熟練技術(栽培技量、知見と経験、根気と忍耐力)が必要になります。

それに加え、さまざまな設備を導入するための費用や場所が必要になること、さらには燃料費の高騰も相まってランニングコストも追加で増えており、温室栽培を続ける難しさがあります。

したがって温室ハウスのさくらんぼは、まさに生産者の努力の結晶ともいえるでしょう。

果実は、露地栽培の方が大ぶりになりやすい

しかしながら、果実は露地栽培の方が大粒で美味しいさくらんぼになりやすいのも事実です。

天然自然の下、さくらんぼは太陽の光を直接たっぷり浴びて育つので、栄養を蓄え、粒が大きくなりやすいのです。

まとめ

以上、「ハウス栽培」のさくらんぼについてご紹介しました。

生産者の努力がつまった温室ハウスのさくらんぼは、4月中旬から楽しめるので、母の日など特定の日付にさくらんぼギフトを間に合わせたい・・・!という方にとってはおすすめです。

一方で、単においしいさくらんぼを味わいたいという方は、すこし我慢して6月中旬~7月の露地栽培のさくらんぼの時期を待つ方が、お得に楽しめるでしょう。

くだもの王国・福島県のさくらんぼは、さくらんぼの本場・山形県よりも早い時期に出荷されます。少しでも早く、美味しいさくらんぼを食べたい!という方は、ぜひ福島県産のさくらんぼをご賞味ください!