干し柿はお茶請けやおやつとして老若男女問わず人気ですが、手頃なサイズ感と美味しさでつい食べ過ぎてしまいがち。いくら自然な甘さといっても、食べ過ぎたら太ってしまうのか気になりますよね。今回は干し柿のカロリーや1日に何個までなら食べて良いのかを紹介していきます。
柿・あんぽ柿は栄養満点!
「柿が赤くなると医者が青くなる」このことわざの通り、柿にはビタミンCやカリウム、食物繊維など健康に効果的な栄養素がたっぷり詰まっています。その栄養は皮の部分にも多く含まれているので、皮ごと食べることで柿の栄養を余すことなく取り入れることができます。また、栄養満点なだけではなく、どこか懐かしさを感じるほっこりとした上品な甘さも老若男女愛される理由でしょう。
柿・あんぽ柿のカロリーは?
甘くて美味しいだけに、カロリーも高いのかな?と気になる人も多いと思います。ここでは柿のカロリーを100gあたり、一個あたり、他の果物と比較しながら紹介していきます。
100g あたりのカロリー
100gあたりで比較してみると干し柿は干して凝縮されている分、カロリーは高くなっています。
あんぽ柿の可食部100gあたりの栄養成分は以下の通りです。
- あんぽ柿の栄養成分(可食部100gあたり)
- エネルギー 253kcal
- たんぱく質 1.7g
- 脂質 0.1g
- 炭水化物 61.2g
- 食塩相当量 0.0g
1個 あたりのカロリー
1個あたりのカロリーをみてみると大きさ、重量が多い生柿の方がカロリーが高いことがわかります。
また、生柿の中でも「富有柿」だと1個当たりの大きさが230g~280gで、カロリーは138kcal~168kcal。「平核無」だと1個当たり大きさは200g~250gでカロリー126kcal~158kcalと、品種によって異なります。
干し柿にも市田柿やあんぽ柿など種類があり、1個あたりの大きさは30g~50g、カロリーは83kcal~138kcalと、少し差があります。
他の果物とのカロリー比較表
他の果物と比較してみると、生柿はバナナよりカロリーは低く、キウイや桃、りんごよりは高いという結果になりました。一方干し柿は、バナナとぶどうよりは低く、いちじくと同じくらいのカロリーでした。この結果を見ると果物の中で極端にカロリーが高いわけでもなく、低いわけでもなさそうです。
干し柿は1日何個までなら食べてもいい?
柿のカロリーがわかったところで、1日にどれくらい食べても問題ないのか?ダイエット中、美容や健康のために食べるときなど、シーン別で紹介していきます。
ダイエット中のとき
柿に含まれるタンニンにはコレステロールを下げる働き、食物繊維は整腸作用、さらにカリウムはむくみの解消に役立つことから、柿はダイエットに最適な果物と言えます。しかし生柿、干し柿ともにカロリーや糖質が低いわけではないので注意が必要です。柿に限らず果物の1日あたりの推奨量は200gとされているので、干し柿の場合は小さめのものを1〜2個が目安量です。
ダイエットをしていなくても、食べ過ぎは厳禁・・・
健康や美容に良いとされる栄養素がたくさん含まれているからといって、たくさん食べれば良いわけではありません。干し柿を食べすぎると起こる症状としては下痢や腹痛、体の冷えや貧血、そして柿胃石ができてしまうこと。干し柿を食べ過ぎてしまうと、せっかくのメリットをデメリットに変えてしまいます。目安としては1日3個以上を毎日食べていたりするとこのような症状が引き起こる可能性が出てくるので注意が必要です。
あんぽ柿人気ランキング
※2023年11月~2024年1月のデータ美容・健康のためには、毎日食べ続けないとダメ?
先ほど紹介したように健康や美容のために取り入れたいと考える場合は、一時的にたくさん食べるのではなく、適量を毎日続ける方が効果的です。柿・干し柿に限った話ではありませんが、偏りすぎることなく、無理のない範囲で続けていくのが1番でしょう。
まとめ
干し柿は健康や美容に良いとされる栄養素をたっぷりと含んでいること、その効果を実感したい場合には1日の目安量は1〜2個まで。食べ過ぎには注意しなければいけないということがわかりました。干し柿は生の果物よりも日持ちしやすく、皮を剥く手間もないので毎日の生活に取り入れやすい食品です。ぜひこの機会に干し柿デビューしてみませんか?