桃は、夏を代表する果物の一つで、甘くてみずみずしい味わいが魅力です。普通に食べても十分美味しい桃ですが、より美味しく味わうにはどうしたらいいのでしょうか?この記事では、桃の美味しい食べ方やアレンジレシピなどを紹介します◎
桃の食べ頃サインはどう見分ける?
桃を美味しく食べるには、食べ頃サインを見分けることが大切です。桃の食べ頃サインを見分けるポイントは以下の通りです。
見た目
- 桃は熟すと果皮の青みが抜け、全体が鮮やかな紅色(品種によってはクリーム色)になります。
- ヘタ周りやお尻のくぼみ部分の緑色が消え、きれいなクリーム色や白色になっていれば食べ頃です。
香り
- 桃特有の甘い香りがしっかり立っていることが完熟のサインです。
- 箱の外からでも芳醇な香りが漂うようになれば食べ頃です。
感触
- 軽く触れたときにふんわりとした柔らかさを感じれば食べ頃です。
- ヘタ周りの果肉をそっと押してみて、やわらかければ完熟しています。まだ硬い場合は常温で2~3日追熟させましょう。
- 強く押すと傷みやすいので、優しく触れるのがポイントです。
桃の食べ頃は「青みが抜けた色」「甘い香り」「柔らかさ」で見分けるのが基本です。品種によって色や硬さの傾向が異なるため、上記ポイントを総合的にチェックしましょう。まだ硬い場合は常温で追熟させ、完熟したら早めに食べきるのがおすすめです。
桃の美味しい食べ方は?
更に桃を美味しく食べるには、どうしたらいいのでしょうか?ここでは、桃をより甘く食べるための方法を紹介します。
皮ごと生で食べる
桃を美味しく食べる1つ目の方法は、皮ごと生で食べることです。桃は皮と果肉の間が最も甘いとされており、皮ごと食べることでその甘さを余すことなく味わうことができます。また、桃の皮には抗酸化作用、殺菌効果のあるカテキンも含まれています。皮ごと食べれば栄養もしっかりとれるのでおすすめです。汚れやうぶ毛を落とすようにしっかり水洗いして、丸ごと食べてみましょう。
「あかつき」など果肉が硬めの品種は、皮もパリッとした食感で美味しく食べられるためおすすめですよ◎
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常温で追熟してから食べる
桃を美味しく食べる2つ目の方法は、常温で追熟させてから食べることです。購入したばかりの桃は熟しておらず、硬いことがほとんど。常温で置いて追熟させれば、柔らかく甘い桃に変身します!桃は風や冷気に弱いので、新聞紙などで包んで直射日光をさけて追熟させましょう。
ヘタ側から食べる
桃を美味しく食べる3つ目の方法は、ヘタ側から食べることです。桃はお尻の方からヘタにかけて、下から上に熟していきます。すると、最後に熟すヘタ側のほうがお尻側に比べて甘さが劣ってしまうのです。甘さの劣るヘタ側から食べれば、最後まで甘さを感じながら食べられるのでおすすめです。
桃の上手な切り方は?
桃を美味しく食べるだけではなく、キレイに食べるにはどうしたら良いのでしょうか?ここでは、桃を上手にカットする方法を紹介します。
皮は湯剥きで簡単に剥ける
桃の皮は、お湯を使って湯剥きすると簡単に剥けます。以下に、湯剥きの手順を簡単に説明します。
- 鍋にお湯を沸かして桃を20秒ほど茹でる
- 茹でた桃を氷水に入れて冷やす
- 水気を拭き取り、皮を剥く
トマトの湯剥きと同じような要領です。皮がつるんと剥ければ気分も爽快!見た目を崩さずに美味しく食べられるでしょう。
切り方の手順
皮が剥けたら、いよいよ桃を切っていきましょう。切り方の手順は、以下を参考にしてみてください◎
- 皮を剥いた桃をまな板に置き、桃の中心(種のある部分)に沿って包丁を入れ、ぐるりと一周切り込みを入れます。
- 両手で桃を優しく持ち、切り込みに沿って左右にひねると、2つに分かれます。もし割りにくい場合は無理に力を入れず、包丁でさらに切り込みを加えてもOKです。
- 種が残っている側は、包丁や小さめのスプーンを使って種を取り除きます。
- 半分にした桃を、それぞれ4〜6等分(または8等分)に放射状に切ります。りんごのくし切りのようにすると食べやすいですよ。
- 切った桃はそのまま盛り付けます。ケーキやデザートに使う場合は、さらに薄くスライスしてもキレイです。
桃の皮を剥いた後は、果肉がとても柔らかく滑りやすいため、扱いに注意してください。また、桃はとても変色しやすいので、切った後はなるべく早く食べましょう。時間を置く場合は、表面にレモン汁をまぶすと変色防止になります。
桃は調理しても美味しい!おすすめアレンジレシピ
桃はそのまま食べても十分美味しい果物ですが、スイーツや料理にアレンジしても美味しくいただけます。ここでは、桃のアレンジレシピを3つ紹介します。
桃のコンポート
1つ目のアレンジレシピはコンポートです。コンポートには、硬くてまだ食べにくい桃を使用するのがおすすめです。煮崩れしにくく、そのまま食べるよりも甘く食べられるでしょう。
材料
- 桃 2個
- 水 300~400ml
- グラニュー糖 30~80g
- レモン汁 大さじ1~2
- 白ワイン 50~100ml
作り方
- 桃はよく洗い、産毛を落とします。
- 包丁で種に沿ってぐるりと切り込みを入れ、両手でひねって半分に分け、スプーンなどで種を取り除きます。
- 鍋に水、グラニュー糖、レモン汁(+白ワイン)を入れ、火にかけます。
- グラニュー糖が溶けるまで加熱します。
- 半分に切った桃を皮付きのままシロップに入れ、沸騰したら弱火にし、フタをして5分煮ます。
- 桃を裏返してさらに5分煮ます。途中、シロップを桃にかけながら煮ると色づきが良くなります。
- 粗熱が取れたら、桃の皮を手で剥きます(皮がつるりと剥けます)。
- 皮をむいた桃をシロップとともに保存容器に移し、冷蔵庫で冷やしたら完成です。
桃のカプレーゼ
2つ目のアレンジレシピはカプレーゼです。桃とモッツァレラチーズの組み合わせ、本当に美味しいの?と疑問を抱く方も多いかもしれません。しかし、実は桃とチーズは相性抜群なのです。見た目もおしゃれでお酒のおつまみにもぴったりです。
材料
- 桃 1個
- モッツァレラチーズ 1個(約100g)
- オリーブオイル 大さじ1
- レモン汁 小さじ1〜大さじ1(お好みで)
- 塩 適量
- 粗挽き黒こしょう 適量
- バジルやミントの葉 お好みで
- 生ハム お好みで(アレンジ)
作り方
- 桃は皮を剥き、種を取り除いて食べやすい大きさに切ります(3〜5mmのスライスやくし形など、お好みで)。
- モッツァレラチーズも桃と同じくらいの厚さにスライスするか、手でちぎります。
- 桃とモッツァレラを交互に皿に並べます。
- オリーブオイルとレモン汁を全体に回しかけます。
- 塩、粗挽き黒こしょうをふりかけます。
- お好みでバジルやミントの葉を散らして彩りを加えます。
- アレンジで生ハムを加えると、塩気と旨みがプラスされてワインによく合います。
桃のパスタ
3つ目のアレンジレシピはパスタです。桃の冷製パスタは、イタリアンレストランでも提供されているメニューです。旬の果物を使った冷製パスタは、夏のランチにぴったりな一品です。
材料
- 桃 1個
- カッペリーニ(または細めのパスタ)100g
- オリーブオイル 大さじ2
- レモン汁 大さじ1
- にんにく(すりおろし) 小さじ1/4
- 塩 小さじ1/2
- こしょう 少々
- 生ハム 適量
- バジル 適量
- モッツァレラチーズ(お好みで) 適量
作り方
- 桃は縦に一周切り込みを入れてひねり、種を外して皮を剥きます。
- 飾り用に数枚薄切りし、残りは1cm角または粗みじん切りにします。
- 変色防止のため、切った桃にレモン汁をかけておきます。
- ボウルにオリーブオイル、レモン汁、すりおろしにんにく、塩、こしょうを入れてよく混ぜ、そこに桃を加えて和え、冷蔵庫で冷やしておきます。
- たっぷりの湯に塩(1%程度)を加え、カッペリーニを袋の表示通り茹でます。
- 茹で上がったら冷水でしっかり冷やし、水気をよく切ります。
- 冷やした桃ソースにパスタを加えてよく和えます。
- 器に盛り、飾り用の桃、生ハム、バジル、モッツァレラチーズをトッピングします。
- お好みで粗びき黒こしょうをふると味が引き締まります。
桃の健康的な食べ方は?
桃には、食物繊維やビタミン、ミネラルなどの体に嬉しい栄養素が豊富に含まれています。そんな桃をより健康的に食べるなら、午前中に食べるのがおすすめです。桃に含まれる果糖は吸収されやすく、すぐにエネルギーへと変換されます。朝に桃を食べれば、1日を活動的に過ごせるかもしれません。
また、夜遅い時間に食事をすると胃腸にも負担がかかります。健康的に桃を食べるなら、活動量の多い午前中のほうがおすすめです。
まとめ
今回は、桃の美味しい食べ方について紹介しました。桃は、熟度によって味わいや食感が大きく変化します。美味しく食べるには、見た目、香り、感触の3つのポイントから食べ頃サインを見極めることが大切です。また、桃は皮を湯剥きしてから切るとキレイに仕上がります。たくさん手に入ったときは、アレンジレシピも試しながら旬の桃を存分に味わいましょう!
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