シャキッとした食感と甘酸っぱい味わいで、大人から子どもまで人気の果物りんご。スーパーなどでも手軽に購入しやすいりんごですが、最も美味しい時期はいつなのか気になりますよね。
今回は、そんなりんごの旬の時期について紹介します。意外と知らないりんごの人気品種や、産地ごとの旬について詳しく解説するので、ぜひ最後までチェックしてくださいね◎
旬のりんごの魅力
旬を迎えたりんごは、甘みと酸味のバランスが良く、香りも芳醇。特に蜜入りのりんごは果肉が柔らかくジューシーで、とろけるような甘みを感じられます。
またりんごは食物繊維が豊富で、皮にはポリフェノールも含まれています。旬のりんごはみずみずしく皮ごと食べやすいので、りんごに含まれる栄養も無駄なく摂取できますよ◎
りんごの旬はいつ?
りんごの旬は、秋から冬にかけての涼しい時期。収穫は8月から11月にかけて行われ、品種によってややバラつきがあります。
またりんごは収穫されてすぐに出荷されるものもあれば、貯蔵期間を経てから出荷されるものもあり、旬の時期に関わらず年間通して市場に出回っています。
スーパーに出回るのは10月から2月まで
りんごは1年を通して比較的手に入りやすく、スーパーでも見かけることが多いですよね。しかし、りんごの旬は秋から冬にかけて。スーパーで最も手に入りやすいのは、10月から2月頃といわれています。
この時期はスーパーにも様々な品種のりんごが出回っており、それぞれ違った味や食感を楽しむことができますよ。
早生品種の特長と時期
早生品種とは、農作物などの中で特に収穫時期が早く、市場にもいち早く出回りはじめる品種のことを指します。
りんごの早生品種には、「つがる」や「紅はつみ」などがあり、9月上旬頃に収穫を迎えます。また「夏緑」という極早生品種といわれるりんごも存在し、名前の通り緑色の見た目が特徴的です。収穫時期は8月上旬頃で、夏の時期から食べられるりんごです。
中生品種の特長と時期
中生品種のりんごは、9月下旬から10月にかけて収穫されます。秋を迎えるこの時期には、たくさんの品種が旬を迎え、スーパーなどでも見かける機会が多くなります。
中生品種の中でも人気の「紅玉」は、さっぱりとした甘みと爽やかな芳香が特長で、主にジャムやジュースなどの加工に向いています。
晩生品種の特長と時期
晩生品種のりんごは11月以降に収穫を迎え、中には1月中旬頃まで続く品種も。年明け以降に見かけるりんごは、収穫されて間もない晩生品種である可能性が高いでしょう。
晩生品種のりんごで特に人気なのは「ふじ」です。ふじは甘みが強く、ジューシーな果肉が特長ですが、中でも無袋栽培された「サンふじ」は蜜が入りやすく甘みも香りも格別です。
昨年のりんご人気ランキング
※2023年9月~11月のデータ人気の品種と旬【産地別】
りんごの産地は全国各地に存在し、主力品種や旬の時期がそれぞれ異なります。そのため、通販やふるさと納税の返礼品などでりんごをお取り寄せする際は、産地にも注目するのがおすすめです◎
ここからは美味しいりんごの名産地と、それぞれの主力品種や旬の時期について詳しく解説します!
青森県のりんごの旬
青森県といえば、りんごの産地として最も有名ですよね。生産量、栽培面積共に国内トップで、シェア率は58.4%を占めます。
そんな青森県のりんごは、1月から4月にかけてが出荷のピーク。青森県では収穫したりんごを特別な冷蔵庫に入れて貯蔵し、一般的なリンゴの旬の時期とあえて販売時期をずらしているんだとか。
そのため青森県からは1年を通して、美味しいりんごが市場に届けられます。青森県藤崎町にて生まれた「ふじ」がもっとも生産されていますが、「ジョナゴールド」などの主力品種も全国的に人気で重宝されています。
長野県のりんごの旬
長野県は、青森県に次いで生産量2位を誇るりんごの産地。なだらかな傾斜で水はけの良い土地、昼夜の寒暖差が大きい気候などりんご栽培に適した環境を生かし、幅広い品種のりんごを栽培しています。
中でも10月上旬から中旬にかけて収穫される、県オリジナル品種の「秋映」、「シナノゴールド」、「シナノスイート」は人気が高く、長野県では「りんご3兄弟」と呼ばれています。
岩手県のりんごの旬
岩手県は、りんご好きとして知られる作家、宮沢賢治の出身地。歴史あるりんごの名産地です。そんな岩手県のりんごは、絶え間ない品質改良の取り組みが施され、毎年皇室に献上されるほどの実績を持っています。
中でも鮮やかな黄色い見た目が特長の「はるか」は、蜜が入りやすく濃厚な甘みを感じられることで人気のりんご品種。旬の時期は11月上旬頃で、特に品質が優れているものは「冬恋」というブランド名で販売されています。
山形県のりんごの旬
山形県は、夏と冬の温度差が激しい気候から、甘みが強く品質の高いりんごを多く生み出している名産地。特に山形県産の人気品種「ふじ」は、蜜がたっぷりと入った濃厚な甘みと豊かな香りが特長です。
また山形県では県オリジナル品種「秋陽」の栽培にも取り組んでおり、艶やかな美しい見た目と心地よい歯ごたえが人気。旬の時期は9月下旬から10月中旬頃で、贈答品としてもぴったりのりんごです。
福島県のりんごの旬
福島県は、「くだもの王国」としても有名で、毎年秋から冬にかけて美味しいりんごを市場に届けている名産地です。
福島県のりんごは、完熟してから収穫するため、果汁が豊富で蜜入りもバツグン。中でも福島県で誕生した「王林」は、青りんご品種の代表格で、見た目からは想像できないほどの強い甘みと芳醇な香りが特長。毎年10月下旬頃から収穫されはじめます。
まとめ
今回は、りんごの旬の時期について紹介しました。
スーパーでも1年中見かけるりんごですが、最も美味しい時期は秋から冬にかけて。特に9月下旬以降は数多くの品種が収穫を迎え、10月には出荷のピークを迎えます。
年中味わえるりんごだからこそ、旬の時期をおさえて美味しく頂きたいですよね。また、りんごは産地や品種によって特長が異なるので、旬の時期にはぜひ美味しいりんごを食べ比べてみてください◎
JAふくしま未来では、福島県産の甘くて美味しいりんごを旬の時期に合わせてお届けしています。蜜たっぷりで濃厚な甘みが魅力のサンふじや、爽やかな香りとみずみずしさがたまらない王林など、人気の品種を多数取り揃えています。ご近所さんへのちょっとした贈り物に、お呼ばれされた際の手土産に、旬のりんごはいかがでしょうか?気になる人は、ぜひJAふくしま未来の公式サイトをチェックしてくださいね!
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